今回は、わんちゃんのシャンプーの仕方をレクチャーします。シャンプーの仕方は体質に合わせて指導を行うため、その子によって最適な洗い方が少し変わることもあります。
シャンプー前にブラシをかける時の注意点!
皮膚が弱い子のブラッシングは獣毛のブラシがオススメです。ゴシゴシやりすぎるとかえって皮膚を傷つけてしますので優しく優しくとかしてあげて下さい。
シャンプー前にブラシをかける時の注意点!
皮膚が弱い子のブラッシングは獣毛のブラシがオススメです。ゴシゴシやりすぎるとかえって皮膚を傷つけてしますので優しく優しくとかしてあげて下さい。
シャンプーの目的は?
シャンプーの目的は、皮膚のトラブルの治療・予防です。
症状の重さによっては、薬を飲まずにシャンプーだけでも十分に皮膚病を管理できることがあります。
<シャンプーを選ぶ際の注意点>
皮膚が弱い子や皮膚に問題を抱えている子は、必ず獣医さんと相談した上でシャンプーや保湿剤を選んでください。気をつけて頂きたいのは『うちの子、これを使ってよかったよ!!』という紹介です。化粧品が女性によって肌に合う合わないと同じように必ずしも紹介されたものが良いとは限りません。
シャンプーをしてみよう!
まず、準備するもの
- スポンジ、または、1.5〜2ℓのペットボトル
- 洗面器(タライ)
- バスタオル
- ドライヤー
どれもネットショッピングサイトやホームセンターで購入可能です。
角型 タライ ジャンボ 水栓付き
→ 36ℓ、60ℓ、80ℓ、120ℓ
※入浴が難しい子は底の深いゴミ箱もオススメ
→ 36ℓ、60ℓ、80ℓ、120ℓ
※入浴が難しい子は底の深いゴミ箱もオススメ
折り畳めるコンパクト壁掛け可能滑り止め防止加工 37.8℃を超えると栓の色が青から白へと変化 (約):2kg 犬
洗顔用泡立て器(人用)スポンジ、ネットなど
【参考】両手でブロー ドライヤークリップ
STEP1 シャンプー前のすすぎ(または入浴)
ポイント!
・毛の間の汚れを流すイメージで、全身をぬるま湯で十分に洗い流す。
・水温
夏:30〜37度位
冬:35〜38度位
・かさぶたやふけが多い子は入浴により浸軟(ふやかす)させることでより落としやすくなります。この時、入浴剤(炭酸泉など)を併用していただくといいと思います。
10分ほどすると汚れが浮き上がってきます
STEP2 泡づくり
<泡の作り方>
スポンジで作るやり方
- スポンジや泡だてネットにシャンプーをつける
- お水を含ませてよく泡立てる
- 手のひらにのせてひっくり返しても落ちない程度の硬さまで泡立てる
ペットボトルで作るやり方
- ペットボトルにシャンプーをいれる
- シャンプーと同量のお水を入れてよく振る
ポイント!
できるだけキメの細かい泡を目指しましょう。細かい泡は皮膚への刺激を減らします。
泡は下に落ちない程度の硬さが大切です。
STEP3 皮膚病のひどいところから洗いましょう
ポイント!
- 毛の向きに沿って泡を塗りこむイメージで
- 決してゴシゴシ毛を逆なでるように洗わない
- シワの間は丁寧に塗りこむ
- 流れてしまったところは泡を追加する
STEP4 泡をつけた状態で10分間位つけ置き
ポイント!
- つけ置きが難しい場合は、同じシャンプーで二度洗いをする、あるいは症状がひどいところから洗い始める。
- 全身をブルブルしてしまったら泡を追加してください。
STEP5 ぬるま湯でよく洗い流す
ポイント!
- シャンプーのカスが残ると皮膚病の悪化を招きます
- 水温にも注意が必要です
STEP6 コンディショナーをつける(保湿)
ポイント!
- コンディショナーには様々なタイプがあります
- 製剤によって使い方が異なるためあらかじめ獣医さんに確認しましょう
乾かす
ポイント!
- タオルで水気を取り、冷風に設定したドライヤーで乾かす
- タオルでゴシゴシ擦らないように
- ドライヤーが苦手な子はトイレシーツで水分をとってあげるといいです
温風はシャンプー後の痒みの原因になりやすいので、使用する際は肌から離して使いましょう。
まとめ
自宅でのシャンプーは非常に大変な作業だと思います。 シャンプーができない場合は、その時は別の方法を一緒に探していきましょう!!お困りの際は、是非一度ご相談ください。
参考動画